ツン×ボテ！ ～臨月エッチでこの子も私も愛してよねっ♪ DVDPG

ヒロインが魅力的に思えれば、もうそれで良いか…

つめがのびたさんの投稿  skbvtvm.ruで購入しています

ヒロイン・朝陽が、自身の父親に勝手にセッティングされたお見合いを台無しにするために、幼馴染みの主人公・翔馬に子作りをせがむ…という始まり。
妊娠していないシーンはほんの少し。ほぼタイトル通りの妊婦さん状態です。妊娠するまでの過程ではなく、しっかりと妊娠後がメイン。ヒロインの身重であるが故の気苦労や、命を宿す喜びなどを織り交ぜつつ進行していきます。
元々想い合っていた２人ではあるものの、やはり序盤のヒロインの一方的な振る舞い（突然押し掛けて来て妊娠をせがむ訳ですから、普通に考えればぶっ飛び過ぎている）には、さほど良い印象はありませんでした。ただ、意外な程、妊婦さんという作品のテーマを大事にしているようにも思い、その後の過程で印象は好転していきました。
問題は主人公。シナリオの進み具合に比例して、ただ盛っていくだけの状態にしか映らず。ヒロインが「えっ？…んも～！…仕方ないわね」等と、受け入れてくれるものの、どうにも身勝手な行為に見えちゃいます。出産後の母乳プレイはエロゲーとして放り込むしかないのでしょうが、作中ラストのプレイにして最も雑なシーンに思えます。
ヒロインの母親が唯一の理解者という『助け舟』はあるものの、基本的には誰にも頼れない生活で、主人公は学業と掛け持ちバイトの両立が描かれます…が、何かと「頑張っているそんな自分にご褒美が欲しい」…的なヒロインの求め方は腑に落ちません。ヒロインも赤ちゃんも守る・愛する…等と、事ある毎に自分で誓いを立てています。それなら頑張るのは当たり前では…。どんな苦労も厭わないハズじゃなかったのか。想いの深さ故に盛る気持ちも解らなくはないけど、もう誓いと言うより、ただモノを立てているだけで、どうにも薄っぺらく感じられてしまう…。精力だけが一人前の主人公。
終盤では２人とヒロインの父親との関係がどうなるのか…という山場はあるものの、出産からエンディングにかけての、最も丁寧に展開して欲しいシーンがあっさり気味…。
エロシーンもやはり妊婦さんである事を意識させる内容になっています。お腹の中の赤ちゃんを気遣いつつ…。コスプレ要素（主にセーラー服・チアガール…等）に、お風呂ソープやパイズリ、ラストに母乳…といったところです。
主人公の印象がトータルで★２つ。この主人公が『エロゲー』の部分を強く背負った感があります。代わりにヒロインはテーマ重視で尻上がり。出産祝いの★５つです。

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